🖋【話題沸騰】
元横綱・白鵬が“退職届”を提出──
親方としての立場、3億円超の待遇、そして宮城野部屋の未来を手放してまで決断した背景とは?
臨時理事会の行方とともに、相撲界の根深い構造問題が浮き彫りになっています。
💥白鵬が退職を決意した背景|「再興拒否」と「序列への違和感」
白鵬が親方としての退職届を提出した直接のきっかけは、宮城野部屋の再興が理事会の議題にすら上がらなかったことでした。
2023年、弟子の暴力問題を受けて部屋は閉鎖され、白鵬は伊勢ヶ濱部屋に一時的に所属。以後1年以上も「仮の身」で親方業を続けてきました。
その間、自らの部屋を再び立ち上げる機会を求めてきたものの、協会側の反応は鈍く──
🗣「八角体制のうちは無理だ」
という“冷遇の空気”が漏れ伝わってきたといいます。
しかも照ノ富士親方(元横綱)が伊勢ヶ濱部屋を継承することが決定的となり、
“後輩の元に仕える形”になることが、白鵬の引退決意を強く後押ししました。
⚖️宮城野部屋の“閉鎖処分”は妥当だったのか?
相撲界では不祥事が起きた際、部屋の師匠に責任が及ぶのが通例です。
とはいえ、宮城野部屋の閉鎖は異例の厳しさ。
過去には、時津風部屋での暴行致死事件が発生した際でも、部屋そのものは存続しました。
なぜ白鵬の部屋だけが“消されるように”扱われたのか。
業界関係者からはこんな声も──
🗣「宮城野部屋は、白鵬個人のカラーが強すぎた。協会としては異物感があったのかもしれない」
この処分が将来の再興にまで影響を与え続けている点に、
多くのファンも違和感を抱いています。
🐘照ノ富士との関係が決定打に?|親方としての上下関係問題
白鵬と照ノ富士──
両者はモンゴル出身の横綱であり、強い絆があるようにも見えます。
しかし、親方としての序列では話が別。
照ノ富士が伊勢ヶ濱部屋を継承し、名実ともに“親方上位”となる構図に、
白鵬は強い抵抗感を持ったとされています。
🗣「自分よりキャリアも実績も下の照ノ富士に頭を下げて活動する──そんな姿は見せられない」
という、**元横綱としての矜持(きょうじ)**があったのでしょう。
この問題は、単なる個人感情ではなく、協会内の“派閥人事”の象徴と受け止める声もあります。
💸相撲協会を退職すると何を失う?|3億円超の“厚遇リスト”
白鵬の年齢は40歳。
このまま協会に残っていれば、65歳定年までの25年間で得られる報酬は次の通り。
📌 平年寄:年収1200万円 × 25年 ≒ 3億円
📌 理事昇進であれば、それ以上も
📌 部屋運営での“養成費”・“稽古場維持費”も年間数百万~1000万円超
さらに、再興された部屋が順調に育てば、後援会・パーティーなど副収入の柱も立ちます。
一方、退職した場合に支払われるのは…
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退職金:数百万円(降格により大幅減額)
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功労金:特に加算は見込めず
まさに「桁違いの損失」と言える状況です。
🚫白鵬が直面した“不公平な処遇”とは
世間やファンの間では、
「白鵬だけ処分が重すぎるのでは?」
「貴乃花の時と同じ構図を感じる」
「人気者・実績者ほど協会内で浮いていくのか?」
という疑問が相次いでいます。
例えば──
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大の里が関係した不祥事では協会は“庇う姿勢”を見せた
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一方、宮城野部屋は即閉鎖、白鵬は降格
これらの“処遇の差”が明確にあることで、
白鵬サイドには**「個人攻撃では?」と感じさせるに十分**だったようです。
🌍第二相撲協会構想は現実味ある?|海外の動きと合流説
現在、水面下では──
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海外プロモーターによる相撲コンテンツ買収の動き
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NetflixやAmazonによるドキュメンタリー企画
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白鵬を“象徴的存在”として招聘しようとする声
などが相次いでいるといいます。
関係者の中には、
🗣「白鵬が独自の“第二相撲協会”を作る可能性もゼロではない」
という声も。
白鵬は過去に「相撲を世界へ」と発言しており、
日本の枠を越えた相撲ビジネスの旗手になる可能性も出てきました。
🏛相撲界の“ガバナンス欠如”が生む弊害とは
この騒動を通じて浮き彫りになったのは、
相撲協会のガバナンス不全です。
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理事会メンバーはほぼ元力士
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外部専門家や監査機関は形式的
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処遇や処分に「理論的根拠」が示されない
プロ野球やJリーグでは当たり前の“透明性”や“説明責任”が、
角界にはまだまだ浸透していません。
このままでは、優れた人材が“組織に潰されていく”リスクすらあるでしょう。
🔚まとめ|白鵬が突きつけた「問い」と、角界の未来
白鵬の退職は、個人の感情や待遇の話にとどまりません。
💬【白鵬の決断が投げかけた問い】
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実力ある親方が報われない現体制に未来はあるのか?
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公益法人としての協会は、社会的説明責任を果たしているか?
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「伝統」と「閉鎖性」は、いつまで両立できるのか?
6月2日の臨時理事会の結論次第では、
相撲界そのものの“在り方”が問われる転機となるかもしれません。
白鵬は“辞めた”のではなく、
角界に「問い」を突きつけたのです。
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